ちょっと、まめ知識 No.4
アナログメーターの精度

アナログメーターといっても結構種類が有るもの、 種類に付いては、また、気が向いたらそのうち書くとしましょう。
(なんてことはない、資料が無いので全部を網羅できそうに無いだけ)

さて、今回は精度に付いてです。
メーターを良く見ると下の方に「CLASS 2.5」とか書いてないでしょうか?
この、後ろの数字が精度をあらわしています。
では、この数字の意味はと言いますと、そのメーターの最大値に、 この数字の1/100を掛けた数字が、そのメーターの最大誤差となります。 ちなみに、うちに有るメーターは「CLASS 2.5 , MAX 20V」となっているので 最大誤差は0.5Vとなります。
これは、メーターの指示値が0に近いほど誤差が大きく、最大値に行くほど 指示値に対する誤差が小さくなることを意味しています。 ちなみに指示値が「0.5V」の時は真値が「0.0〜1.0V」の範囲ということです。 そのため、メーターを選ぶときはもちろん、測定を行うときのレンジを選ぶときも、 測定物の最大値をちょっとだけ超えているものを選ぶと良いということがお分かりでしょう。 ようは、なるべく針が大きく振れるようにするということ。

蛇足ですが、この「CLASS」には種類が有り通常 0.5 , 1.0 , 2.5 がある。
普通に使われている物は確認用として 2.5 で、測定器クラスで 1.0 更に 0.5 は標準器に使われている。
ついでに、意外(?)なところで、デジタルメーターとアナログメーターでは、その精度の違いは ほとんど無い。デジタルの方が精度がよさそうに見えるが実は変らないのである。

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