ちょっと、まめ知識 No.2
- お茶の種類
- 煎茶
- 摘み取ったお茶の葉を蒸気で蒸して細長くもんだものを乾燥したもの。
4月下旬から5月中旬くらいまでに摘まれた1番茶と、早摘みの2番茶を煎茶と呼ぶ。
- 玉露
- 茶摘みの2週間ほど前から、茶畑をよしずなどで覆って直射日光をさえぎって、
柔らかい色の鮮やかな芽を作る。
これを摘み、蒸して、もんだ緑茶の最高級品。
- 番茶
- 新潟では「ほうじ茶」のことを「番茶」と呼ぶそうですが、全国的には
緑茶の中でも下級のものを指すので要注意!
2番目に出た芽を摘んだ2番茶や、3番目の3番茶、煎茶の加工途中で出た
大きく軽い葉や茎、芽なども「番茶」の材料になる。
- 茎茶
- 煎茶や玉露の茎だけを集めて作られたもの。
- 抹茶
- 抹茶は、茶の葉やそのものを飲むもので、玉露の時より永く覆いをして
育てた葉を蒸し上げて、揉まずに乾燥したテン茶を粉にしたもの。
- ほうじ茶
- 煎茶や番茶を強火で炒って、こうばしい香りをつけたもの。
カフェインやタンニンが少なくなっているので、子供や病人にも安心して
飲ませられる。
- 釜炒り茶
- 摘んだ茶葉を蒸す代わりに、釜の中で加熱することで発酵を止めたもの。
- 芽茶
- 春先に伸びる芯のように尖った芽と、小さな玉状の若芽だけを集めて
作られたお茶。
玉露の葉や、高級煎茶の葉から作られる。
- 粉茶
- お寿司屋さんで出てくるお茶。
お茶の製造工程で出てくる粉だけを集めたもの。
- 玄米茶
- 下級煎茶か上級の番茶に、炊いてから炒った玄米を加えたもので、
最近では玉露や高級煎茶、抹茶を混ぜたものも売られている。
- 中国緑茶
- 摘んだ葉を中華鍋のような釜で加熱して作る不発酵茶で、中国のお茶。
- 烏龍茶
- 40〜50%位、茶の葉を発酵させて作ったもの。
- 白茶
- 白毛の多い葉を20〜30%程、発酵させて作ったもの。
- 団茶
- 古くから、お茶の形を今に伝える中国の固形茶。
削って細かくしたものを臼でひき、お湯をかけて茶せんで攪拌(かくはん)して飲む。